新着一覧-詩


SOSの発信源はナンシー

いつまでも追いかけられるオモチャのネズミの気持ちになってみた

SOSの発信源は

ぎらついた目に
日々追われて 怖い 怖い

次第に裂けて
頼みの綱はヒモだけ

ヒモも段々短くなって
やばいことに

あれ 気付いたら結ばれて
ヒモが長くなってる

助かった

そしてまた
あのぎらついた目に

いつになったら解放されるのか

ボロボロだが体は硬いのが自慢
強すぎるのも たまに傷

弱いよりはいいか
最近は楽しくなってきた
食べられることもないし

奴はやたらに顔は可愛い
身体も柔らかい
液体みたいに素早く動いて
私を仕留めようとする

朝日が昇る
そしてまた


夢見心地ナンシー

食べてるときって至福の時間ですよね

夢見心地

蝶々のような
羽は付いてるから
空を自由に飛べるはず

そんな夢をみながら
突然 持ち上げられて
誰かの口の中へ

パリッとして
口の中でジュワっとして
頬がとろけるよう

幸せを運ぶ
食物の連鎖


レンズ
               無難P

レンズを覗くと ちがう世界が繋がるね

レンズの向こう側には 虹色の世界がまっていて
赤色にも 黄色にも 橙色にも 染まってく

綺麗だね きれいだな~

景色を見たあと ボタンを押して
世界をセピアに染めるんだ

古くて新しい 不思議な世界が広がるよ

不思議だね ふしぎだな~

カメラの数だけ 世界が変わるよ
だから 今日もレンズを覗いて
知らない世界を見てるんだ!


ツバメの子
            無難P

小さな宿に四兄弟 ツバメの子らが鳴いている
ピーチクパーチク音奏で まわりは軽く合唱会

あまりにピーチク鳴くもので
見上げてみれば 親来たる

力強く声あげて 口を開いてアピールだ
「早くちょうだい」と言わんばかりに
重なる声は 歌合戦
生きるための音鳴らし
ピーチクパーチク にぎやかだ

今はまん丸 羽生えて
親と変わらぬその姿
見届け残ったお宿には 四兄弟の居た名残り

来年 帰って来たのなら
「お帰りなさい」と言おうかな


キラキラ
              無難P

大好きな人をはじめて見たとき
とても キラキラ輝いていた

頑張っていて 一生懸命いまを生きて
未来を見すえている人

そんな人と 一生のうちに出会えてよかった

ろうそくの灯が消えて 暗く幕をはった心に
キラキラなイルミネーションを 点してくれた

クリスマスを忘れた心に 楽しい記憶を思いだして
心がぽかぽか温かい

ありがとう

キラキラを分けてくれて
もう少し 私も夢を見てみるよ

あなたのように キラキラ輝ける人になりたいから


プラスマイナス一〇センチ

                無難P

ひとりひとりが違うように 考え方も違う
ひとりひとりが違うように その人が持つ物差しの長さも違う
ひとりひとりが違うように 夢の形も違う
ひとりひとりが違うように 幸せの感じ方も違う

わたしの持つものさしでは 人の夢は図れない
わたしのものさしで 当てはめすぎると
わたしも苦しいし 相手も苦しい
そうかと言って 無関心でもいけない

わたしのものさしに プラスマイナス一〇センチ 付け加えよう
その考え方というものさしを 少しだけ伸び縮みして
少しでも近づけたらな いいかなって思う

全部は受け止めきれなくても 少しは力になれる
自分のものさしに プラス一〇センチ加えて
そばにいて 話を聞いて 相槌うって
少し辛そうなら マイナス一〇センチ ものさしを引いて
少し離れて 今はそっとしておこう

プラスマイナス一〇センチ 伸ばしたり 縮めたり
今はちょっとしか伸び縮みできないけど
もっと先には 巻尺みたいに 伸び縮みが自由で
広く見えるといいな~と思いながら
わたしは今日も ものさしで測るのです


家賃・礼金タダの家
               無難P

サイドミラーに
住み着くクモ

ちゃんと許可は取ったのかい?
そう聞く前に 居留守を使う

図々しいと最初は腹も立つが
今は気になるお隣さん

正直言うと クモは嫌いだ
でも嫌いと言う理由で
彼の住処を ご退去願うのは
あまりに慈悲がない

私には私のじゆうがあるように
等しく彼にも自由がある

彼が飽きるまで
日当たり抜群・角部屋に住んでもらおう

ありがたく思えよ

家賃・礼金タダの家
思う存分 住むがいい